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< クスコ:Cuzcoへ > |
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リマのホテルを,早朝4時に頼んでおいたTAXIで出発。空港で現地旅行社の係員から航空券と
クスコ,マチュピチュツアーのチケット類を受取る。
飛行機は6時丁度の出発。 ”なんでこんなに朝早いんだ!?” 不機嫌なUazitoである。
(高地クスコの気流の関係で,便は皆朝早いというが,値段が安いからでは?と疑ってしまう)
リマからのこのツアー;飛行機,現地送迎,クスコのホテル,マチュピチュ迄の列車,バス
クスコ近郊とマチュピチュでのガイドツアー全てがセットされているので,高いが楽である。
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【 リマからクスコへ 】
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【 クスコ空港着陸寸前 】 |
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山浪の上を飛び7時過ぎには,快晴のクスコの空港に着陸した。標高3,360m。
高度の為,心なしか空気が薄いのを感じる。
その上早起きの睡眠不足もあってか,少しボッとするが普通に動く分には支障はない。
空港の外に,私の名前を書いた紙を掲げた男が待っているのを見つけ,ホッとする。
日本からのネットでの依頼が,→サンチャゴ(三谷トラベル)→リマ→クスコ(金城旅行社)と
間違いなくつながっていたわけだ。
空港から車で送られ,9時頃にはセントロのホテル”Picoaga”に早朝チェックインだ。
着くなりロビーで,コカの葉をタップリ入れ熱いお湯を注いだ ”コカ茶” が出た。
味,臭いはほとんどなく,”Manzanilla:カモミール茶”と似たような感じだ。
”コカ”といえば麻薬の原料だが・・・,
飲んでみると,すぐに”ハッピー”になる!・・・様なことはない。何もおこらない。
高山病に効く という事だ。
午前中は,”高度に慣れる為ホテルでゆっくり休め”というのが,このツアーの形だそうだ。
午後,ツアーバス(英語,混載)が迎えに来て,クスコツアーの始まりだ。
クスコ市内の”太陽神殿”を見てから,近郊の遺跡を巡る。
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【 クスコ市街の展望 】 |
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先ずは,インカ時代に都の中心であった
”太陽神殿:Qorikancha”だ。
征服されて以来,”サント・ドミンゴ教会”と
なっている。
インカの時代,見事な石組みの神殿や建築物は
外装にも内部にも,庭の広場に迄も黄金の飾り
や像が飾られ,まばゆく輝いていたそうだ。
征服者は,全ての黄金を奪い鋳つぶして本国に
送ってしまい,その形を見ることは出来ない。
立派な石組みの神殿はほとんど破壊され,その
石組みを土台として,今の教会が築かれた。 |
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【 インカの石組みの上に教会の建物が建つ 】
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← 現在の教会中庭。かっての神殿広場。
↓ 神殿広場を取り囲むきれいな石組みの
部屋が幾つか残されている。
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Sacsayhuaman:サクサイワマン遺跡 * ガイドいわく,”Sexy-woman ではありません !”
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クスコ市街を見下ろす山の上にあるこの広い遺跡,要塞なのか宗教的施設なのかよく判っていない。
広い芝草広場の両側に,巨大な石を組み3段のジグザグ状の長大な壇を配置した空間は,
とにかく大勢の人が集まるには最適だ。周辺や複雑な地下洞窟等,まだ未解明なとこもあるという。
今では毎年6月に,インカの最大の祭り”インティ・ライミ:太陽の祭り”が再現され,広場も壇上も
人で埋め尽くされるという。
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【 サクサイワマン : 300m以上にわたって巨石の石組みが続く 】
何故わざわざ大量の石を使い,ジグザグなのか? なにかこだわりを感じる。
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【 上の写真(ジグザグ側)から見た反対側の光景。 自然の岩山と人口の壇の組み合わせ 】
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【 インカ特有の見事な石組み。 敢えて角をずらし,隙間なく互いに食い込ませる,美しい堅牢な組み方だ。 】
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【 原住民モデル?とリャマ。クスコの街が下に見える 】
向こうの山肌に大きな字が刻まれている。
” Viva El Peru Glorioso:栄光のペルー万歳 ”
(↑ これは遺跡ではない)
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【 タンボマチャイ:聖なる泉からの帰り道 】
このあたりで高度約3700m以上,富士山なみだ。
更に上った所でタバコを一服したら,とたんに頭がクラクラし,
思わず壁につかまった。こんな高地でタバコは厳禁だ! |
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アルマス広場:クスコの街の中心
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もともとインカの広場があったところに造られたスペイン風Plaza.。びっしりと家々が立ち並ぶクスコ
の中心にある広いPlazaだ。正面に大聖堂があり,教会やコロニアルな建物が取り囲む。
みなインカの時代の神殿があった跡にたっている。
昼は地元の人達も観光客もホット一息出来る観光の中心であり,夜はオレンジ色の照明に照され
たすばらしい夜景が楽しめる。
(観光客が夜の一人歩きが出来るのは,この広場周りに限られる。
減ったとはいえ裏町は,”首絞め強盗”の本場のひとつだそうだ。)
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【 アルマス広場夜景 : 左は 大聖堂, 右は ラ・コンパニア・デ・へスス教会 】
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< 12角の石 >
インカの石組みの技術を象徴する石。
アルマス広場から少し入った路地に建物の壁の
一部として残っている。
もっと単純な形の石を持ってくれば簡単なのに
わざわざここだけに,難しい石を置いた訳は何?
各月を意味するカレンダとか,皇帝の家族12人
だとか言われるが真相は不明だ。
職人Uzasitoには,これを組んだインカの石工の
心意気,遊び心が強く感じられる。
”未来の皆さん,こんなもの如何ですか?”と。 |
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【 十二角の石 , 幅約50cm位 】
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クスコのインタネットカフェ
夜,広場のそばのネットカフェでメールチェックをしていた時。
懐かしくも場違いな(?)関西弁が店内に響いた!,元気な若いSeñora(オバチャン)だ。
Señora : ”ヤフージャパンね!,Yahoo Japan どうやるねん?!” (此処は大阪か?)
店 員 : ”Si , Señora” (”YA JUU JAPON・・”と理解して,画面を出してあげている。)
Señora : ”メール打ちたいネン,メ・エ・ル どうするン?” (完全にオバチャンのぺースだ)
店 員 : (¿~○×!▽*□?・・・・・) (店員お手上げ,Usazito登場)
Usazito : ”ハイ,こうです。日本語見れるけど,書くのはローマ字”(オバチャン無事メール完成)
Señora : ”はぁ,でけたー,友達みんなにメール出せた。ありがとう。”,
”すみません,ホテルの近くまで一緒に行ってくれまへん?,女の一人歩きは怖くて・・”
Usazito : ”はあ,いいですよ,同じ方ですし。” (無事,ホテルまで送り届ける。ホッ・・)
フッー,大阪のオバチャンはラテンだ!。クスコで聞いた関西弁の響きはスペイン語に勝ってた!
一緒に来た娘さんは,高山病でホテルで寝ているという。明日はもっと高い(3,900m)チチカカ湖へ
行くという。 (無事にいけただろうか?娘さんの方が心配だ。オバチャンもきーつけて!)
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高山病か?!
とんでもない早起きに始まり,標高3,400から3,700mという高地を見て回った為か,
夜になり体調がよくない。
頭がボッとし,顔が腫れぼったく風邪のような気分である。おまけにおなかの具合もおかしい。
この旅ではここ迄,全く体調をくずさなかったが,ついにダメか!?
長旅の疲れと暑い寒い,睡眠不足,止せばいいのにタバコなぞ吸って;高山病に悪い事ばかりだ!
明日はこの旅最後の,最大のハイライト,マチュピチュ遺跡訪問なのだ!
ここで倒れてなるものか! と,
かねて用意の強力下痢止め,バッファリン,パンシロンそれに秘薬:自家製梅干などをみな服用し,
早々に眠り込んだのであった。
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