13: | マチュピチュ遺跡−1 <ペルー> (11月9日) |
”空中都市”,”インカの隠れ都市” といわれる,MACHU-PICCHU:マチュピチュ。 亜熱帯の濃い緑の山々に囲まれた峰の頂上鞍部に,インカの時代そのままの姿で, 美しくミステリアスに,今では遺跡となって広がっている。 初めてこのマチュピチュの写真を見た時以来,是非この目で実際に見てみたいと 思わせた不思議な魅力,魔力をもった空間だ。 |
【 西側の谷 】 ↑ | ↑ 【 東側の谷 】 | ||
標高約2,400mに広がる,まさに”空中都市” 自然の中にみごとに築かれた”インカの都” 幾度となく写真やTVで見たマチュピチュ遺跡が 今,目の前にある! 素晴らしい,不思議だ,そして美しい! |
南方向 【 マチュピチュ:老いた山 】 北方向 【 ワイナピチュ:若き山 】 |
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ガイドの案内で,主だった遺跡を見てまわる。 ここはクスコ程の高地ではなく,動き回っても高山病の心配はない。しかし斜面に沿って巧みに作ら れたこの”都”を短時間で見るには,強い日差しと,登り降りが激しく,それなりに体力は要る。 またクスコからの日帰りツアーでは,マチュピチュに滞在できるのは,4時間程しかとれない。 (城壁内だけでも約5平方キロ:1km×550mの広さがある。) |
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< 住居区域 > 貴族,皇帝の居住区,集合住宅(?)区域,生産倉庫区域などの特徴を示す区画 が,中央大広場の周りに配置されている。 |
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【 貴族階級の居住区 】 |
【 太陽の神殿 】 巨石の上に美しいカーブが組まれた傑作 |
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【 水道施設の一部 】 【 王墓 】 → 太陽の神殿の基部にある石室 |
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【 コンドルの神殿 】 → 石組に囲まれたくぼ地に,コンドルの姿を表わした 岩がある。儀式に使われたものらしい。 アンデス地方のシンボルの鳥として,昔から畏敬さ れていたのであろう。 奥には牢獄といわれる場所がある。 |
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< 宗教区域 > 遺跡西側の高台中央にある重要施設。 |
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【 3つの窓の神殿 】 |
【 聖なる広場 : 主神殿(手前側) 】 左中央広場向きに3つの窓の神殿。 |
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【 主神殿の左側面 】 |
素晴らしい見晴らしの小山の上に,日時計とも 暦 ともいわれる不思議な形の岩がある。 【 インティワタナ : 日時計 】 |
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< 農業区域 > ここマチュピチュを見て驚かされるのは,自然の地形を見事に生かした 都市デザインと,インカの石の使いこなし,それと段々畑への執念だ。 山頂にあんなに立派な,平らで大きな広場を配置しながら,畑は徹底して 傾斜を利用している。 |
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【 見事な段々畑。上方に見張り小屋とマチュピチュの峰 】 |
【 インティワタナの側面 】 |
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【 ワイナピチュ山頂付近にも,段々畑と建物が!】 この峰の中腹には,月の神殿がある 【 東側斜面の段々畑 】 |
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【 西側の谷底に向かっても,段々畑 】 これらの段々畑を眺めると,それを作り上げるの も農作業も,目もくらむ崖の上で,”命がけ”だった ろうな,と思わずにいられない。 大切な食料を得る為の畑であると共に,狭い急傾 斜の土地を安定に守る為の,大土木工事でも あったのであろう。 |
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< 次頁,マチュピチュ:2に続く >