アリゾナ ドライブ -TUVWXY

 アリゾナドライブ −W



【 キャニオン デ シェイ : Canyon de Shelly 】

 Kayentaのホテルをゆっくり出て,160号線を東に向かう。 ー「今日はどこまで行こうか」ー
  左手彼方に,昨日見てきたモニュメントバレーの特徴ある岩山の群れを見ながら一時間ほど走り
  Mexican Water という所から南に折れて191号線をすすむ。
   アリゾナ州とはいえ,先住民族:ナバホ族の人達の自治区である広大なNabajo Nation を縦
  に南下するこの道,田舎というか荒野というか,行き交う車はほとんどないのどかなドライブだ。
 
 
 191号線を南下:
 
地形や風景は,まだモニュメントバレーの続きのよう
なところがある。

時々ある標識/地名も,Rock-Pointとか
Round-Rock といった大雑把なものだ。
Many-Farmsなんてのもあり,確かに両側に牧場
が幾つも続いている。
なんと安易な名付けか,と笑ってしまうが,
「東京の”五反田”だって同じだよなあ。」
 
 
 昼過ぎに,Chinleという町に到着。 ここには国の指定遺跡になっている
  ”Canyon de Chelly:キャニオン デ シェイ” がある。 「一寸これを見てゆこう」 
  
キャニオンデシェイ
*  Canyon de Chelly    Tsegi-Overlookより
 
 
スパイダーロック  Rimに沿って,幾つもの見晴台
 :Overlookを見て回る。
 その規模は,Grand Canyon
 比べる由もないが,見るほどに何
 か違った印象が強くなった。
 Grand Canyonの圧倒的なスケ-
 ルと荒々しさ対し,ここは何か穏や
 かで親しみ易い雰囲気を感じる。
 
   ここは,5000年前から人が訪れ
 住み続けた形跡が残り,今でも谷
 底でナバホ族の人達がトオモロコ
 シ等を栽培し続けているという。
 悲しい歴史も残るナバホ文化の
 中心の場所だそうだ。
       * Spider Rock  高さ240m!
 
   *  こちらは,Canyon del Muerte : ”死者の谷”  (North Rimからの眺望) 
 
 ここは,南側のCanyon de Chellyと北側のCanyon del MuertoとがV字形に合流して史跡地域
  となっている。南側,北側のRim:崖の見物コースを全て回って,約100kmの行程になる。
 
 「ちょと見てゆこう」と寄ったのだが,ゆっくり見て回り予想以上に興味を惹く場所だった。
  崖の上から見下ろすと,谷底の川床をツアー客を乗せたCamion:オープントラックが走っている。
  「あいつに乗って,谷底からも見よう!」,「よし,今日はこの辺で泊まりだ!」
  
  というわけで,史跡入口付近にあったホテル,Thunderbird Lodge にチェックイン。
  ここも当然,酒はなかった。



 翌朝,8時この旅で初めて時計を気にした。ナバホ地域はアリゾナ州でありながら夏時間採用
  谷底ツアーの開始。乗り物はCamion:トラックの荷台に座席が並んだ開放的なモノだ。
 
 
 * Over hang !

*  所々に,畑,小さな牧場等,穏やかな環境
 
 この谷が”遺跡”なのは,下の写真の例のように5000年前から古代人や,先住民”アナサジ・イン
  ディアン”達が住み,残していった遺構や壁画が数多く現存しているからである。
  ナバホ族の人々が住みついたのは,約300年前からのことである。
アナサジインディアン
*  崖の上,二段の遺跡  *  動物壁画:1000〜2000年前のものとの事
  * White House遺跡:1000年前 
 * トラックの荷台! テーマパークではない本物の”探検ドライブ”が味わえて,楽しい




Canyon de Chelly National Monument
 
崖の上から谷底から,リラックスして楽しめた。
Grand CanyonやMonumento Valleyとは違った
雰囲気だった。
 
谷底ツアーを終えてお昼頃(時間は気にしない!)
ここを出発,また191号線を南下して行った。
 
 



( 次頁,【 化石の森,大隕石孔 】 に続く )


    



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